オーストラリアに来て8ヶ月が経ちました🐨
「えいごきらい!」「えいごわかんない!」と言ってた5歳息子、
全くわからない状態で小学校に入り7月から12月を過ごしました。
学校はどんな感じだったか、息子の様子などまとめてみたいと思います。
プレップとは?
まず日本では馴染みのない言葉ですよね。
オーストラリアの小学校は1年生の前(5歳児)に「プレップ」という、
”小学校準備学年”があり、
1年生からさっそく授業が始まったり、たくさんの学生に囲まれるので
1年生になって困らないようにたくさんの「基礎」を教えてくれます。
プレップでの過ごし方
息子はターム3、4の2学期を過ごしただけでしたが、
朝からのスケジュールはこんな感じ👇
8:40 登校
バッグを棚に入れる、名札を付ける、水筒を定位置に置く、トイレに行く
というルーティーンを済ました後に、
テーブルの上に用意されているアクティビティ(お絵描きなど)をする
(保護者はここでバイバイ)
↓
授業(アルファベットや数字などの基礎)
アルファベットひとつひとつの発音を習い、
組み合わさったときに読めるようになります。
*例
B...「ブッ」
A...「ア」
T...「トゥッ」
BAT=バットゥ
(カタカナで表すのめっちゃ難しい…💦)
日本の英語の授業ではなかなかやらないですよね。
息子はこれのおかげもあって3文字のもの(CatやMap)などは
書けるようになりました。
↓
🍎9:30 ブレインフルーツタイム(朝の果物食べる時間)
朝フルーツを食べるのは脳みその活性化になるんですって。
🍌息子の場合はバナナやプルーンなどを持たせました
↓
🎾10:20 外遊び
アスレチックやボール、砂場などたくさんの遊具がありました
プレップ専用の敷地なので、同世代同志で遊びます
↓
🍙10:45 ランチ
全クラス外に出て、列に並んで座って食べます。
みんなあぐらをかいて食べる感じ、海外感あります笑
食べたらまた外遊びです。
↓
11:45 午後の授業
体育や夏場はプール、音楽の授業や図書室で本借りたりする時間
↓
おやつの時間です。
野菜スティックやフルーツ、ポップコーンなどのお菓子を食べます。
学校の売店ではアイスクリームやシェイクも売ってるので、
息子は何か頑張った日のご褒美によく頼んでいました!
(アプリで注文&決済ができて、時間になると教室に届けてくれるシステム!)
↓
14:00 午後の授業
ゆったりとした内容が多いです。
先生が本を読んでくれたり、教育系テレビを見たり、
後半になるとひとりひとりが前に出てプレゼン(トピックについて話す)
というのがありました!
息子は話せないので、先生がフォローしてくれていました。
↓
15:00 学校おしまい
教室の前まで保護者が迎えに行きます
息子の英語力
英語レベルゼロの状態だった息子ですが、
週に2回、普段の授業の最中に30分、特別レッスンを受けていました。
英語の基礎のレッスンをしてくれるシステムがあり
英語が話せない状態なのは学年で息子だけだったので、
マンツーマン状態でした✨
内容はアルファベットはもちろん「サバイバルEnglish」という
「挨拶」や「友達への声のかけ方」「色や物の言い方」など
1日を生き抜く上で必要な英語を教えてくれてました。
クラスにいるだけで生きた英語を1日中浴びている状態だけど、
こうやって個別に基礎を教えてくれてたのはかなり良かったです。
授業のすべてをまだ理解できるわけじゃないけど
"Come here!!" ”Let’s play!!” "What are you doing?"
などよく使う言葉は自然に言えるようになりました。
🗾日本の小学校との違い
日本の小学校、と言っても私が通ってた小学校と比べて…ですが
掃除は自分達ではやらない(専門のクリーナーさんがいる)
放課後に清掃員の方が教室をキレイにしてくれます。
でもそうなると「誰かが掃除してくれる」って思っちゃうよな~
ここは日本みたいに自分で整理整頓・掃除!ができるようになってほしい…
始業式、入学式などはない
初日からお弁当持参で各教室に向かいます!
校長先生のつまらないお話を聞かなくていいのは良い(笑)
イベントが多い
その代わり楽しいイベントが多いです!
プールの中でみんなでゲームやレースをするスイミングカーニバル、
好きな本のキャラクターにコスプレして登校するブックウィーク、
学校の庭に大きなスクリーンを設置して映画を見るOutdoor Movie
(フードトラックがたくさん来ました!どの家庭も椅子や枕を持ってきてました(笑))
プレップでは100日をお祝いする日や、
最後の日は各家庭から食べ物を持ち寄ってビュッフェパーティーもありました。
お菓子やアイスクリームを先生が配ってくれることもあります。
子どもからしたらめちゃくちゃ楽しいですよね!!
欠席連絡はアプリ
これめちゃ楽です。専用のアプリに欠席理由を打ち込んでポチれば完了です!
昼食はお弁当(売店で買える)
これはきっと移民が多くてそれぞれ宗教が違ったり、
アレルギーがある子が多い、というのが理由なのかな…?
毎日作るのも手間だし、結局子供の食べるものしか入れないし、
日本の給食のように栄養バランスが考えられてて、
今日は揚げパンだ、やったー!みたいなのがないのは悲しいです(´;ω;`)
学校にはTuck shopという売店があってランチも買えます!
注文、決済はアプリで完結!なのは嬉しいですが
息子は基本お弁当ですが、特別な日は売店ランチをご褒美としています。
雑費の支払いなどはアプリ上で手続き、クレカ決済OK
これもめちゃ便利でした。
息子の学校は遠足でミュージカルを見に行ったりしたので、
その費用をアプリ上で支払いました^^
子どもに集金袋を持たせる…細かい現金が今ない…ってことにならないのでGood!
日本語の維持
これは海外に在住している方の大きな課題かと思います。
長く住んでいる人に聞くと「英語の習得は早い、日本語を失うのも早い」
とよく聞きます。
今息子は英語だらけの学校に放り込まれて毎日奮闘しているので、
これ以上負担をかけないよう日本語補習校(大体週末にやっている)は
行かせていません。
英語でもいっぱいいっぱいの状態のところに、
さらに日本語も!!…はシンドイ。大人でもきっとシンドイ。
それより今は友達をたくさん作ってたくさん遊んで、
オーストラリア楽しー!となってくれればいいと思っています。
その代わり…とまではいきませんが、
日本でずっと続けてたこどもチャレンジはやっています。
チャレンジタッチというタブレットなので
日本から教材を送ってもらって…という手間はありません。
毎日の課題は3つ、大体15分で終わるので、
放課後、外遊びをしないで家でテレビ見たい~ってときは
「チャレンジやったらね」と言うとだいたいやります笑
この英語力のまま1年生に上がれるのか先生に相談してみた
これは親としてとても心配だったこと。
お友達とは仲良くできているし、学校も楽しい!と言ってる息子ですが、
実際にはまだ文章で話すことはできないし(I want ○○みたいな)
アルファベットもやっとやっと。
このまま1年生に上がって授業に追い付けるのか、を担任の先生に相談しました。
生まれも育ちもオーストラリアですが、小学校入るまで英語環境にいたことがない、
という生徒は多少いるようです。
なので先生もとても慣れた感じで説明してくれて、
「プレップをもう一年通って基礎をちゃんと作ってあげる、ということもできなくはないが、息子君は社交性もあり友達と毎日交流する中で英語を吸収している。
そこで周りだけ進級できて自分はプレップに残るというのは、
彼にとってはデメリットしかない。英語で自由に話せるようになるには時間がかかるのは学校もわかっているので、全力でサポートする」
ということでした。
先生と主任、教頭先生とできちんと話し合った上の結論を言ってもらえて、
めちゃくちゃ安心しました(´;ω;`)
ということでプレップをもう1年することなく、
息子はお友達と一緒に進級できることになりました!
最後に
これからお子さんと移住を考えている親御さんにとって、
自分の子を英語環境に入れるというのは不安が必ずついてくると思います。
今まで経験された方からの話で多く聞いてたのが
「子供はすぐ馴染むから大丈夫!」
でした。
実際に経験してみて、ホントだな~と思いました。
その子の性格にもよるかもしれませんが、
子どもは子どもなりに楽しみを見つけてコミュニケーションを取ろうとする上で
言葉を学んでいくように見えます。
家族で移住を目指している方の参考になれば幸いです。
これに関してのYoutubeもアップしてますのでご覧ください★