Life is a Journey

旦那と子供と猫、家族みんなで夢のオーストラリア移住!! 母ちゃんの人生旅記録!

家族で海外移住して感じたこと【海外移住の心得】

家族でオーストラリアに移住して1年が経ち、いろいろ感じることがあったので残していこうと思います。

「こんなんわかってらぁ!」という当たり前の内容と

「自分達はこう感じた」という内容です。

これから移住をするor検討しているorボワッと気になる人に読んでいただければと。。。

 

そもそも我が家の移住キッカケ

異国の地、ましてやオーストラリアという来たこともなかった国にまさか家族で移住するなんて、頭おかしいんちゃう?!

と驚かれるのはもう慣れました。キッカケは些細なことです。そこから2年という計画の上、昨年6月に来ました。

 

詳しいキッカケなどは過去の記事に詳しく…

tiger218koya.hatenablog.com

 

実際に来てみて感じたこと

お金の余裕は心の余裕

すべてはこの言葉に尽きます。

もし友人に海外移住計画している人がいたらまずこの言葉を贈ります。

「日本にいる間にいろんなとこ行こ~♪」とか「今のうちに美味しいもの食べよ~♪」とか思っている人、そのお金を貯金しときなさい!と言いたい。異国の地、そして子連れ、と・に・か・くお金がかかります。詳しく説明していきます。

🏠住宅事情

若くて単身であれば、シェアハウスやホームステイの選択肢があるけど、家族だと賃貸の一択です。子どもが学校に行く年齢であれば学校への距離も検討材料だし、近くにスーパーや病院がないと大変。

そして今オーストラリアでは住宅不足&家賃の高騰が深刻な問題です。私たちが家を探していた1年前は、大変でしたがまだなんとか契約を決めることができました。

しかし今は週の家賃を週$100(約10,000円)値上げされたり、見た目ボロくても高額の家賃設定、それでも物件の内覧には数十組が押し掛ける・・という状況があるようです。

日本と違ってここは「貸し手に権限がある」ため、申し込んでも審査に落ちるなんてことは日常茶飯事です。

↓の画像の家はあまり治安が良くないと聞くエリアに出ていたもの、スーパーも遠くてあまり選択肢に入れたくない・・・そしてこれ、コンテナか!?誰かの家の庭の一角に建てちゃったみたいな家。それでも!1週間に$340です。1ヶ月$1360 (約129,000円) 

コンテナの家…?

このレベルと言ったら失礼ですが、子どもがいたらやはり治安は大事、学校や周りの環境も気になります。地域によって差はすごくあるけど治安や環境がいいと家賃も高くなります。私の周りの地域だと1週間$450~$600ほどかかるのが普通です。何度も言いますが1週間の家賃です。

できれば家賃の安いところに引っ越したい…!と思ったりもしますが、今のこの住宅不足の時期に動くのはあまりにもリスクが高すぎます。

🚙車は妥協しすぎない方がいい

家族で移動するには車が必須だし、我が家の場合のような父ちゃんの仕事が車通勤だと2台必要になってきます。中古で安く買えばいいや~といって価格重視で買うと、燃費の悪さ(=ガソリン代かかりまくり)、修理などのメンテナンス代もかなりかかります。

我が家は日本から中古車販売会社のガリバー(オーストラリア支店)を通して、割と新しめの車を買いました。当初は少しでも安い車…と探していましたが、高くても今の車を購入して心底良かったと感じています。初期費用はかかったものの、一度も故障はなく燃費もいいので、変な心配をしなくていいというのが大きな点です。

 

🍚どう削っても生活費はかかる

生活費ももちろん家族の人数分、多くかかります。オーストラリアは物価が高いと言われていますが物によるかな?と感じます。お米🍚やパスタは日本より安く、野菜やフルーツ🍎は同じくらい。肉🍖魚🐟ティッシュやおむつなどの紙製品は日本より断然高いです。泣きたいくらい。

我が家は外食をほぼしていませんが、食費&日用品で1ヶ月$1000(約10万円)くらいはいきます。これでも結構抑えてる方だと思いますが…育ち盛りの子ども、生活のために頑張って働いてる父ちゃんの健康のため、あまり「食を制限しすぎない」を心掛けています。健康第一ですからね。もちろん、同じ物を1ドルでも安く手に入れる!は私の使命だと思っています。

 

🏥病院は我慢するべからず

子どもがいると病院に行く確率がグッと上がります。日本だと心配事があるとサクッと小児科に連れて行って診てもらい、市の補助券のおかげで診察代かからないケースが多いですよね。しかし外国に行けばただの「一時滞在中の外国人」。子どもだろうが実費で支払いです。だからこその(高っけぇ)「留学生保険」がありますが、それでも50%は自己負担だったりします。

(高っけぇ)留学生保険についてはコチラ↓

tiger218koya.hatenablog.com

普段元気な我が家の6歳男児もなんやかんや3回ほど病院にかかりました。風邪くらいだと自然治癒か市販の薬に頼るけど、皮膚に謎の湿疹ができたり陰部の痛みがあったからです。結果は大したことなかったのですが、抗生剤を服用しないと治らないものだったので病院にかかってよかったです。

子どもちょっとした変化は親にしか気づけないもの。直感で「あ、これは病院レベルだな」と思ったら迷わず行くようにしています。親の直感って大事。もちろんお金はかかるけど、不安でいるよりは診てもらった方が1000倍いいです。

 

予想外の出費がほとんどだと思え

これも結局お金の話になるんだけど、自分たちが入念な資金計画を立てていたにも関わらず、思わぬ出費が初年度は特に多かったです。

私たちはオジサン猫🐱を日本から連れてきてて、年一の予防接種に連れていったところ逆さまつげ(まぶたの毛が眼球に当たっちゃう)が再発してて、手術を勧められました。

日本でも一度手術をしていて、もう加齢期に突入するし手術で体に負担かけるのもなぁ…と思ってましたが、「彼は元気だから長生きするとして、でも”今”が一番若いのよ。やるなら今しかないわよ」と獣医さんに説得され手術を受けました。結果、約18万円支払いましたが無事毛が眼球に当たることはスッカリなくなり、お願いしてよかった~~~と思いました。(お金はさておき)

 

あとは日本で散々通って虫歯コンプリートしたと思ってた歯の治療🦷。それは突然やってきます。詰め物ポロリ… 歯の一部が欠ける… 虫歯発見…

詰め物の下が結局虫歯になってて修復&再度詰める、で1本$400(4万円弱)

欠けた部分の修復と全体的な検診で$400(4万円弱)

全体的な検診とクリーニングで$190(19000円)

この1年で結果10万円くらいは飛んで行ったかな…たぶんまだ見つかると思うんだ(´;ω;`)ウッ… かといって日本に帰るまで我慢するわけにもいかない…ってことでこれは必要経費かなと思っています。この国では歯の治療はそもそも保険の対象外なので、歯専門の保険に入る人も多いそうで我が家も検討中です。(メディケアという国民保険を持っていれば検診は無料となるらしいけど、それは永住権がないともらえない( ノД`)

 

長期的な計画と定期的な夫婦意見交換

我が家の場合ですが移住まで2年ほど準備&計画してきました。お金の計画はもちろんですが「父ちゃんの学校の計画」も。移住前父ちゃんの英語力はほぼゼロ。そのためTAFEという専門学校に行くまでの語学学校は「1年間」と計画し、

1年の語学勉強で基準のレベルに達することができればTAFEに入学

TAFE2年間の通学

卒業すれば「卒業ビザ」として2年ほどビザは確保可能

これを基準として、卒業ビザのあとにどうなっていたいのか。日本に帰る?orまたはそのままオーストラリアに滞在したいのであれば、何等かのビザを取得しないと住むことができない。

最初からもちろん「永住権を取得してずっとこの国に住む!」と目指してくる人もいたり、「日本に帰る予定だったけど仕事や人とのご縁でずっといることになった」人もたくさんいます。『日本男児は意見を変えてはならぬ。一度決めたことは貫き通せ!』というタイプでもないので、我が家の場合は実際にこの国に来てみて、住んでみて、定期的に家族会議(意見交換)をして決めていこうとなりました。

 

行き当たりばったりはNG

とはいえ、例えばどんな家に住むとかどんな学校に行くとかは、行き当たりばったりにしてはダメです。自分だけだったら「流れに身を任せたらどうにかなるだろう」と思うかもしれないけど、子どもがいたら巻き込むことになるし、自分の思い通りにならない可能性の方が高いです。今であれば住宅不足、家賃の高騰、移民や留学生の急増による仕事の求人の激減、そういったことを慎重に調べて、理解した上で来るべきだと思います。

 

子どもは想像以上にお金がかかる

これもまたお金の…親が留学生としてオーストラリアに来た場合、子どもも「留学生扱い」になるので公立・私立問わず学費というものがかかってきます。

我が家の場合ですが1学期につき$2,940(約28万円)×4学期が1年分としてかかってきます。ここまでは計画内です。事前にわかってましたから…問題はその他。w

学校の課外活動費や遠足、給食はないので毎日のお弁当(食費)、お友達のお誕生日プレゼント(大体2~3千円を年に何回も)、息子のお誕生会にかかる費用、学校のコスプレイベントの衣装代…スイミングレッスン料(子どものやりたい!は極力やらせてあげるのがモットー)…

この辺は全くノーマークでした💦とにかく地味にお金かかります。

 

どこを我慢・妥協するのかは人それぞれ

「食を我慢することがストレス!」とか「学校送迎が毎日車はストレス!」など人によって違うと思います。我が家の場合は

  • 外食は我慢できる
  • 都心から離れていてOK
  • 家が古くても狭くても我慢できる=不衛生、治安が悪いのは✖
  • 学校から徒歩圏内に住みたい=絶対条件ではないから我慢はできる

などなど…ご家庭によって妥協できるポイントが違うと思います。そこは他人と比べずよーく夫婦で話し合っていくべきだと思います。

 

楽しいことばかりとはいかない海外生活だけど

父ちゃんのひょんな一言からガラッと人生が変わった我が家。思い描いてた海外生活とは「思ってたんと違う…」と思うことも多いです。それは悪い意味でも良い意味でも。

とにかくお金がかかる!何度でも言います。w

日本で貯めてきた2~3年もつと思ってた貯金も1年目であれよあれよとなくなり、私も働きに出た方がいいのでは?!と日々考えていますが、今の優先順位の上位は子どもや父ちゃんの心のサポート&父ちゃんが試験勉強に没頭できる時間と環境を作ることなので、もう少しはこの生活かなと思います。

心配だった英語力ゼロだった息子も、先日のスピーチコンテストでクラス全員の前でポエムを暗唱できるようになったり、毎日放課後は近所の子と暗くなるまで遊んでいたり、多文化・多国籍・多宗教の環境で育ってくれて、親としてはとてもいい決断だったなと思います。息子が6歳という年齢だったのもよかったのかもしれません。(日本語もある程度定着した状態で、英語環境へ。言葉が通じなくても子どもは関係なく遊ぶし、そこからたくさん英語を吸収してくるのでマジですぐ英語習得できます。)

 

父ちゃんは週の前半に仕事に行きオーストラリア人に囲まれての仕事。今だに世間話はポカーンとなることが多いらしいけど、仕事になれば後輩を下につけての作業。週の後半は学校に行き、大工の基礎中の基礎をこれまた現地人に交じって授業を受けている。1年半前まで全くと言っていいほど英語わからなかった人がそんな環境で働いてるなんて今だに信じられない(失礼、笑)

私は毎週頭を悩ませながら食材の買い出しに行ったり、ムスメとお出かけをして出先でお腹が空いてもグッとこらえて家に帰ってから食べる、などなど、今の生活は決して余裕があるわけではありませんが、プレイグループという子育て広場的なところでいろんなママさんと交流してこの国の子育てについて聞いたり、息子の学校行事に積極的に参加して息子の成長を感じたりと、日本にいたときの「なんとなく毎日が過ぎていく」ことはなく、楽しいなと思えることの方が多いです。

 

これから子どもを連れて海外に住んでみたいという方

たくさんいると思います。決して楽なことではないし、お金もたくさん必要です。でもそこだけ見て諦めてしまってはホントにもったいない!それを十分理解した上でチャレンジした先には、きっと「素晴らしい経験」ができると思います。

今までの準備の様子や現在の生活の様子はぜひYoutube見てみてください。最近更新滞っちゃってますが、そろそろまた動画に本腰入れようかと思います・・・!


www.youtube.com